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IPO2019年3月1日

☆新規上場紹介 gooddaysホールディングス 3月25日 マザーズ 「暮らし×IT」を推進

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gooddaysホールディングス(4437)が3月25日、マザーズに新規上場(IPO)する。

グループは持ち株会社の同社と連結子会社3社で構成。システム開発などITソリューションを提供する「ITセグメント」と不動産のリノベーション(再生)・不動産仲介を行う「暮らしTechセグメント」の2つの事業に分類される。暮らしTechとは暮らしとTechnology(テクノロジー)の造語。

「ITセグメント」は、直接契約したエンドユーザー向け(主に小売業界)とシステム・インテグレータ(システム開発会社)を仲介したシステム開発を行う。今年1月末で営業、営業企画&マーケティングを含み167名のIT技術者を擁している。

「暮らしTechセグメント」のリノベーションビジネスは、賃貸住宅向けに設計・施工をパッケージ化したリノベーションパッケージ「TOMOS」の提供を行っている。2018年3月期において全国で491件のリノベーション実施の実績をあげているほか、小規模オフィス向けのリノベーションパッケージの提供も行っている。不動産仲介サービスは子会社のグッドルームが提供する賃貸住宅の不動産仲介サイト「goodroom」を使い、入居者受付から内覧の案内、契約までの賃貸サービス業務を提供。入居者からは仲介手数料を、オーナーからは広告料を受領している。

「IT」によって「暮らしTech」を支え、「暮らしTech」で創造した新たなサービスに関してITセグメントがその仕組みを構築することで相互にシナジーを生み出す「暮らし×IT」を推進する。

中期的方向性としては不動産仲介サイト「goodroom」のMAU(月間アクセス数)を増加させることでグループのエンジンとすることを想定している。暮らしTechセグメントにおいてシェアリングエコノミーに資するサービスに特化し、賃貸サービスエリアの物件創造、賃貸契約および入居後サービスまで一貫して提供することを想定している。goodroomプラットフォームで実現している賃貸契約に関するオンライン申し込みに加え、ユーザーと管理会社を直接つなぎ、不動産取引のすべてをIT重説(重要事項説明をテレビ会議などのITを活用して行うこと)の解禁に合わせてgoodroomプラットフォームを一元的に処理するシステムにレベルアップすることを検討している。

その上で、ITセグメントでは「goodroom」での入居者情報をリアル店舗を持つ小売業者の消費者情報とつなぐことで、両セグメントのビジネスの機会を増加させ、シナジーを上げることでさらに新しいビジネス循環を生み出す「暮らし×IT」を基本戦略としている。

概 要
事業内容「暮らしTechセグメント」として賃貸物件のリノベーション事業、仲介事業およびメディア事業子会社、「ITセグメント」として流通分野に強みを持つシステム開発やグループ企業向けにシステム開発を行う事業子会社」の経営管理およびそれに付帯する業務
本社東京都千代田区6―7―4
代表者小倉博代表取締役社長
設立2016年3月
上場前資本金1億2,410万円
発行済株式数162万株(上場時)
筆頭株主CASABLANCA(上場前46.43%)
公募株式数18万9,400株(自己株式の処分)
売出株式数8万4,000株(このほかオーバーアロットメントで3万2,800株)
ブックビル仮条件2,000円~2,280円(3月6日)
ブックビル期間3月7~13日
公開価格2,280円(3月14日)
引受証券SMBC日興(主幹事)、野村、みずほ、SBI、東海東京、エイチ・エス、丸三、岡三
初値5,200円(2.2倍、26日)
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2017/32,988百万円▼27百万円▼22.60円―円
2018/33,823百万円147百万円80.57円―円
2019/3(予想)4,929百万円278百万円134.95円―円

[本紙3月4日付2面]

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