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IPO2026年9月17日

【速報版】IPO社長会見 オーディオストック クリエイターの創作活動をサポート

オーディオストック(621A・G)が9月16日、東証グロースに新規上場した。初値は公開価格を46.6%上回る1554円。クリエイターが制作したBGM、効果音、ボイス・ナレーションなどの音源の著作権を管理し、様々な用途で音源の利用機会を開発し収益化する音源ライツビジネスプラットフォームを展開。上場当日の記者会見で西尾周一郎代表取締役社長(=写真=)が語った内容のポイントは次の通り。

岡山大学発ベンチャー……本社は岡山県にあり、岡山と東京の2拠点で事業を行っている。私自身が岡山大学在学中に創業し、いわゆる職歴がないというところからスタートして来月で丸19年になる。役員もいわゆるキラキラしたキャリアとかすごい高学歴というよりも、地方の泥くさいい感じの経歴のメンバーが集まっている。その中で上場という一つの結果を残すことができたことを大変誇らしく思っている。地元からの応援も熱く、例えば金融的な部分では、未上場の段階から地域の金融機関の皆さまが連合のような形でサポートしていただいた。他にもオフィス賃料が比較的安かったり、地元メディアによく取り上げてもらったりとメリットは数多く、今後も岡山から本社を移すことはない。

音楽作品の著作権を管理・収益化……ビジネスモデルは課金収入と著作権等収入の大きく2つ。課金収入はいわゆるサブスクの形で料金をお支払いいただくことで、お客さまは音源が使い放題になる。弊社が直接代金を受領するモデル。著作権等収入はテレビ番組やラジオ番組で弊社の楽曲が使用された場合に、著作権管理事業者(JASRACやNexTone)を窓口として代金を徴収し、その後、当社の使用分に応じて分配してもらう。もともと課金収入から事業をスタートし、その後に著作権等収入の取り組みを始めたが、直近では著作権等収入の方が成長率が高く、利益寄与が大きくなってきている。

数年で利益急成長……営業利益率が高いというところも特色の一つ。2024年9月期に通期黒字化を果たしたばかりだが、翌期には営業利益率25.3%と高い利益を出せる体制になってきている。当社の財務体質として、費用構造として音楽家の方に報酬をお支払いするというのが原価として一番大きく、売り上げが増えれば増えるほどここは大きくなる。一方で、例えば人件費やシステム、サーバー費用といったところは売り上げに応じて増えるものではない。音楽の著作物も全て自社の開発したシステムで管理運用している。(※補足:限界利益率は51.1%)

検索しやすく、使いやすいシステム……強みとしては、100万点以上の音源を有しているというところが挙げられる。特にYouTubeなどの配信をされている方やテレビ番組を作られている方においても、他のコンテンツや他社の番組となるべくかぶりたくない、オリジナルの音源を使いたいというニーズが非常に多い。また、コンプライアンスが重視される時代なので、権利が明確であり安心して使えるというところもご評価いただいている。また、機能面が充実している。主に検索の部分に力を入れているが、例えば鐘を鳴らすカーンという言葉でも検索できるなど、日本人が直感的に使いやすいようなチューニングをしている。

安心して利用できる環境……近年は個人の音楽家が非常に増えているが、自分の作品をいかにマネタイズしていくか、著作権の管理・収益化というところまではなかなか手が回らない。そういったところも弊社の方で全てサポートしている。また、ユーザー側も動画やゲームの制作など音源を使うシーンが多い一方、著作権に関する不安や許諾を取るのが面倒といった課題がある。当社のプラットフォームは、難しいことは考えず、安心してご利用いただける。

成長性の高い著作権収入を拡大……安定して収益を得ているサブスク(課金収入)の部分を基盤として、音源のライツ(著作権)の部分を伸ばしていく。短期的な視点では、現在、テレビ番組・ラジオ番組での利用が多く、収益としては大きくなってきている。ここはまだまだ拡大できる余地がある。中長期的な視点ではインタラクティブ関連収入と呼ばれるYouTubeやインターネット配信の著作権に関わる部分、ここはまだこれからの領域で、われわれの成長ドライバーになってくる。既に他社IP(知的財産)とのコラボレーションやYouTubeチャンネルとの連携により収益を拡大していく取り組みを行っている。他にも新規事業や、音源を買い取っていくようなM&Aにも取り組んでいきたい。

日本発コンテンツを世界に発信……当社は日本の素晴らしい音楽家の作品を多数有しているので、それを世界に発信していくという意味ではグローバル展開も力を入れていきたい。現時点でアドビ エクスプレスやワンダーシェア フィモーラといった大きな顧客基盤を持つプロダクトとシステム連携をしているが、今後こうした連携をさらに増やしていきたい。また、特にわれわれはアニメやゲームを想起させるような楽曲、和風の楽曲など、海外の競合にはないコンテンツを有している。海外版(23年リリース済み)を通じて、日本の音楽家の方が海外でも稼げるような場をつくっていきたい。

※速報版は最終的な校了前の紙面記事です。今後、修正等が入る場合があります。

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