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コラム2024年4月23日

【本日のマーケット】4月23日(火)

4月23(火)のマーケット                                                                   

4月22日の米国株式市場でNYダウは3日続伸、ナスダックとS&P500も7日ぶりに反発した。イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ南部ラファを21日深夜から22日朝にかけて空爆した。イランへの攻撃はいったん終了という見方で、核施設への攻撃リスクの後退が不安感を和らげ、米国株に買いが入った。エヌビディアが反発したことも好感された。ゴールドマン・サックスでは、ヘッジファンドは世界的な株買いを再開しつつあり、全般的な市場のボラティリティーにも動じず、約2カ月ぶりの速いペースでテクノロジー株を買い進めていると分析したと報じられた。その他、ゴールドマン・サックスやバンク・オブ・アメリカなどの金融株も高い。NYダウは前日比253ドル(0.67%)高の38,239ドル。NASDAQ総合指数は前日比169ポイント(1.11%)高の15,451。S&P500指数は前日比43ポイント(0.87%)高の5,010。

イランとイスラエルの攻撃の応酬がエスカレートするという懸念が和らいだことや米エヌビディアの反発も好感され、日経平均は取引開始早々に379円高となった。だが、米半導体設計支援ソフトのケイデンスの売上見通しがアナリスト予想に届かず、時間外取引で売られたため、日本の半導体関連も悪影響を受け、日経平均は伸び悩んだ。保険や建設、食品などやや内需株を選好。レノバが買われ、大阪ガスは業績予想の上方修正で高い。海運が売られた。

スタンダード市場では、ザインエレクがミックスドシグナル技術を用いて超高速情報伝送技術を開発したことで、ストップ高。SDSはM&Aと事業投資のための合弁会社を設立すると発表し買われた。有機合成は業績予想を上方修正。岡野バルブが反落し、伊勢化学は続落。JETは8日続落。

グロース市場では、トリプルアイズがAI顔認証を世田谷区役所が会計年度任用職員の勤怠管理に採用したことで急騰した。セキュアはエヌビディアパートナーネットワークに参画した効果で続伸。Finatextは業績予想を上方修正で高い。QPS研は6日続落。アイズが安値更新。

チャート上では、下ヒゲを伴う陰線。ほぼ高寄りとなり、売り圧力の強さから5日移動平均線(3万7620円)を上抜けることは出来ずに大引けとなった。

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5月連休は「株高の季節」に!?
 日本証券新聞4月24日(水)紙面1面TOP記事掲載

ポジション調整一巡、上昇特異日、バークシャー総会…

前週急落からひとまず落ち着きを取り戻してきた東京市場だが、23~25日には米「マグニフィセント7」のうち5社が決算発表。25~26日に日銀金融政策決定会合、週末の衆院補欠選挙も控え、そうでなくともゴールデンウィークを目前にした様子見気分は否めないところか。ここでは過去の5月連休中の推移などを振り返りながら今後の展開を占ってみたい。

年末年始休暇と同様、この間の海外市場の動きを一気に織り込むことになるため、連休明けに大きく動きやすいとはよく言われるところ。2010年5月6日にはニューヨークダウが数分で約1,000ドル急落する「フラッシュクラッシュ」が起こり、11年5月2日はアルカイダのビンラディン殺害、19年5月5日は当時のトランプ米大統領が対中関税引き上げ表明など、この時期不思議と“異変”が生じやすい。

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今日の市況概況
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4月23日(火)☆[概況/大引け]

朝高後伸び悩み。ケイデンスの時間外取引下落が半導体関連には影響

大引けの日経平均は113円高の3万7,552円、TOPIXは3ポイント高の2,666ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は937、下落銘柄数は651。出来高は14億3,044万株、売買代金は3兆7,014億円。
イランとイスラエルの攻撃の応酬がエスカレートするという懸念が和らいだことや米エヌビディアの反発も好感され、日経平均は取引開始早々に379円高となった。
だが、米半導体設計支援ソフトのケイデンスの売上見通しがアナリスト予想に届かず、時間外取引で売られたため、日本の半導体関連も悪影響を受け、日経平均は伸び悩んだ。

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