TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] トランプ大統領がインフラ投資2兆ドルに意欲を示し、日経平均は下げ幅を縮めた
速報・市況2020年4月1日

☆[概況/前引け] トランプ大統領がインフラ投資2兆ドルに意欲を示し、日経平均は下げ幅を縮めた

前引けの日経平均は18,739.98円の177.03円安、TOPIXは1,394.75ポイントの8.29ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は776、値下がり銘柄数は1,320。出来高は6億2,934万株、売買代金は1兆381億円。
日銀短観の大企業・製造業の業況判断は-8(市場予想-10)となり、先行きは-11(市場予想-15)だった。
早めに回答した企業の業況判断は現在もっと悪化しているはずという見方から、日経平均は朝方18,517円(399円安)まで売られた。
しかし、米国では3月27日に現金給付などを盛り込んだ2.2兆ドル(約240兆円)規模の経済対策が成立したばかりだが、トランプ大統領が2兆ドル(約220兆円)規模のインフラ投資を行うべきとツイッターで述べたため、追加対策が期待され、日経平均は下げ幅を縮めた。
外出自粛を受けて、東急などの電鉄株や福利厚生のリログループ、結婚式の延期でワタベウェディングも安い。
その他、エーザイや第一三共などの医薬品株は利食い売りに押された。
人工心肺関連のニプロ(8086)は投資有価証券評価損を計上し、期末配当を無配とすると発表したことで売られた。
一方、巣ごもり関連の任天堂は11日続伸となり、テレワーク関連のブイキューブは8日続伸、新型コロナウイルス治療薬の富士フイルムは4日続伸となった。
トヨタと日立も上昇。
ラウンドワンとダイドーグループは自社株買いの発表が好感された。
業種別下落率上位は空運、水産農林、サービス、陸運、医薬品で、上昇率上位は海運、その他製品、鉄鋼、石油、保険。

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