TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] リーマンショックの再来にはならないという見方で全面高。海運が活況裡に大幅高
速報・市況2021年9月24日

☆[概況/前引け] リーマンショックの再来にはならないという見方で全面高。海運が活況裡に大幅高

前引けの日経平均は561円高の3万200円、TOPIXは41ポイント高の2,084ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は2,066、値下がり銘柄数は88。出来高は7億2,675万株、売買代金は1兆7,799億円。
中国恒大集団の債務問題に対する不安がくすぶり、香港株と上海株は小幅安となっているが、東京市場ではリーマンショックの再来にはならないという見方から全面高となり、日経平均は反発した。
みずほ銀行では、中国恒大集団の債務総額2兆元(約34兆円)が全て債務不履行になっても、中国の銀行部門で吸収できることや、リーマンショック後の10余年をかけて、国際金融システムの自己資本規制は過剰と言えるほど厳格なものに仕上がっていると指摘している。
日本郵船と川崎汽船の売買代金がソフトバンクグループを上回り、株価は大幅高。8月の日本発米国向け(北米東航)コンテナ貨物量は、荷受け地ベースで前年同月比33%増となり、6カ月連続のプラス。
米国で金利上昇に伴い金融株が買われた流れを引き継ぎ、メガバンクも高い。
日本製鉄は副社長が再業績上方修正の可能性を語った日経新聞の記事が注目された。
選挙関連のパイプドHD(3919)が上場来高値を更新。
一方、直近新規公開株のシンプレクスが売られ、無人レジ関連のサインポストと再生可能エネルギー関連のレノバとイーレックスは利益確保の売りに押された。
業種別上昇率上位は海運、鉱業、鉄鋼、保険、銀行で、下落業種はなし。(W)

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