TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 他国と異なり日銀は利上げできないという見方から買いが入った。鉄鋼はジェフリーズの格下げで下落
速報・市況2022年1月18日

☆[概況/前引け] 他国と異なり日銀は利上げできないという見方から買いが入った。鉄鋼はジェフリーズの格下げで下落

前引けの日経平均は240円高の2万8,574円、TOPIXは10ポイント高の1,997ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,223、値下がり銘柄数は833。出来高は5億1,140万株、売買代金は1兆2,103億円。
日経平均は続伸。
日銀金融政策決定会合の結果は昼頃に判明するが、他国ではインフレ高進とともに利上げ期待が急速に高まっているのに対して、日銀は利上げできないという観測が強固なため、東京株式市場では主力株に買いが入った。
レーザーテックが4日ぶりに反発し、トヨタやファーストリテイリングが買われ、商船三井も上昇。その他、リクルートが高い。
キヤノンは2025年12月期の年間配当を160円と、21年12月期推定の100円から60円増やすことを目指すとの報道で関心を集めた。
11都県にまん延防止措置が取られる見通しで、感染防止効果が上がることが期待され、アフターコロナ関連としてオリエンタルランドやエアトリ、ラウンドワンといったレジャー関連も物色された。
半面、日本製鉄(5401)とJFE、神戸製鋼は、中国の鋼材需要鈍化によるマージン圧縮を予想したジェフリーズが投資判断を引き下げたことで売られた。
愛三工業はデンソーから燃料ポンプ事業を取得するが、2019年の合意に含まれていたデンソーによる愛三工業への出資比率引き上げが見送られたことで売られた。
業種別上昇率上位は鉱業、サービス、精密、電機、石油で、下落率上位は鉄鋼、ゴム、紙パルプ、倉庫運輸、ガラス土石。(W)

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