前引けの日経平均は89円安の3万292円、TOPIXは3ポイント安の2,087ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は983、値下がり銘柄数は1,085。出来高は5億7,319万株、売買代金は1兆4,609億円。
法人企業景気予測調査で、今年度の全産業の経常利益見通しが前回6％の6.8％増益から今回9月は11.2％増益に上方修正されたことを受け、日経平均は小幅高となった場面もあったが、トヨタの追加減産発表が影響し、反落した。
トヨタやデンソーが売られ、日本郵船と商船三井も安い。
HISは赤字決算で売られ、シルバーライフは減益率拡大予想で急落した。
一方、キーエンスや業績上方修正を発表した三井ハイテックが買われ、イーレックスはベトナムでバイオマス発電事業に乗り出すことが好感された。
ファミリマートが無人のコンビニを2024年末までに約1,000店舗出す計画と報じられ、システムを提供するTOUCH TO GOを合弁会社として設立したサインポストはストップ高買い気配。
鳥貴族(3193)は赤字決算だったが、織り込み済という見方からか上昇した。
業種別下落率上位は輸送用機器、紙パルプ、証券、不動産、情報通信で、上昇率上位は石油、鉱業、銀行、建設、保険。(W)