TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 時間外取引の米株先物上昇を受け、日経平均は値を戻し、サービスや情報通信に買いが入った
速報・市況2021年11月29日

☆[概況/前引け] 時間外取引の米株先物上昇を受け、日経平均は値を戻し、サービスや情報通信に買いが入った

前引けの日経平均は5円安の2万8,746円、TOPIXは7ポイント安の1,977ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は634、値下がり銘柄数は1,460。出来高は7億505万株、売買代金は1兆5,884億円。
日経平均は取引開始早々に付けた416円安の2万8,335円を安値に、その後は下げ幅を縮め2万8,500円を挟んだ動きをしていたが、時間外取引で米株先物が上昇したことを好感し、10時半以降は下げ幅を縮め、前日終値水準に戻した。ファイザーとビオンテックは100日程度でオミクロンへのワクチン開発が可能と述べたことが支えとなっている様子。
巣ごもり関連の任天堂は朝から買われ、レーザーテックなどの半導体関連と日本郵船などの海運株はコロナ禍での需給逼迫の再現想定から上昇した。
リクルートやベイカンレント、Zホールディングスも高い。
シンプレクス(4373)はSMBC日興証券が投資評価を新規に「1」と発表したことで急騰した。システム開発の横展開やDX特化コンサルティングファームに期待感を表明した。
一方、サプライチェーンに対する不安からホンダなどの自動車株が売られた。
中越パルプはプライム市場の流通株式時価総額基準を満たすため、立会外分売を発表し大幅安となった。
業種で上昇したのは海運、その他製品、電機、サービス、情報通信にとどまる。
下落率上位はゴム、輸送用機器、繊維、陸運、紙パルプ。(W)

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