TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 欧米株が急落したが、東証は狼狽売りが限定的。証券株を始めとして多くの業種は値下がりとなったが、ソニーと野村総研は高い
速報・市況2020年10月29日

☆[概況/前引け] 欧米株が急落したが、東証は狼狽売りが限定的。証券株を始めとして多くの業種は値下がりとなったが、ソニーと野村総研は高い

前引けの日経平均は23,261.98円の156.53円安、TOPIXは1,604.76ポイントの7.79ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は370、値下がり銘柄数は1,733。出来高は4億8,464万株、売買代金は1兆12億円。
新型コロナウイルス流行が再拡大している独仏が行動制限を発表したため、米国株が急落し、東証も売り先行で始まったが、日経平均は寄り付き安値(247円安の23,170円)で、その後はやや落ち着きを取り戻した。
日本は欧米に比べて感染拡大が抑制されているため狼狽売りも限定的だった様子。
資生堂やJR東日本が安く、野村HDやSBIといった証券株も売られた。
サイバーエージェント(4751)は決算がアナリスト予想に届かず大幅安となり、ぐるなびは通期営業赤字92億円予想を発表し急落した。
一方、ソニーは7~9月期の営業利益がアナリスト予想を大幅に上回ったことで断トツの売買代金トップとなり買われた。
野村総研は受注増加が好感され、島忠はニトリが全株取得を目指してTOBを発表すると報じられたことで高い。
その他、メルコは好決算と自社株買いを発表しストップ高となった。
業種別下落率上位は証券、石油、鉄鋼、サービス、電力ガスで、上昇は電機、医薬品、銀行。

関連記事