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速報・市況2020年4月3日

☆[概況/前引け] 緊急事態宣言リスクが警戒され失速。アビガン原料供給のデンカは急騰

前引けの日経平均は17,873.35円の54.63円高、TOPIXは1,336.41ポイントの6.54ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,090、値下がり銘柄数は1,002。出来高は6億7,396万株、売買代金は1兆741億円。
サウジアラビアとロシアの原油減産合意期待で、日経平均は反発して始まったが、政府から緊急事態宣言が発令されないかと警戒され、失速した。
ドイツ政府が新型コロナウイルスの治療のため「アビガン」を大量調達すると報じられたため、富士フイルムは高い。
そして、「アビガン」の原料となるマロン酸ジエチルを供給するデンカ(4061)は急騰した。
また、原油高を受けて、国際帝石が買われ、王子HDなどの市況産業も高い。
SGHDと日立物流はモルガン・スタンレーMUFG証券による投資引き上げが好感された。
セコムが反発。
一方、TDKや太陽誘電など電子部品メーカーが売られ、4日から12日まで直営店を臨時休業する鳥貴族と串カツ田中も安い。
鹿島や長谷工などの建設株も軟調だった。
業種別上昇率上位は鉱業、紙パルプ、石油、電力ガス、陸運で、下落率上位はゴム、鉄鋼、海運、建設、ガラス土石。

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