前引けの日経平均は26,690.47円の118.90円安、TOPIXは1,771.63ポイントの3.62ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は676、値下がり銘柄数は1,412。出来高は5億6,972万株、売買代金は1兆1,460億円。
米国雇用統計の発表を控えた週末や1ドル＝103円台後半の円高を受け、日経平均は反落。
寄り後下げ幅を縮めた場面もあったが、10時以降じり安となった。
ソフトバンクグループが反落し、東京エレクトロンは7日ぶりに反落し、昨日まで15連騰だったSUMCOも一服となった。
ワコムや太陽誘電も売られ、日精ASB機械やツガミといった機械株も値下がりとなった。
NTTドコモによる携帯料金の値下げで、勢力拡大が阻まれるという見方から楽天が売られた。
その他、ベネフィットジャパンの下げが目立った。
一方、デンソーはゴールドマン・サックスによる投資判断引き上げに刺激を受けた。
政府が2030年代半ばをめどに国内でのガソリン車の新車販売をなくす目標を掲げる方向で調整に入ったことを受け、燃料電池車の水素ステーション向けの流量計のオーバルや電気自動車向け樹脂部品の三光合成、電気自動車向け充電スタンドのモリテックスチールが値上がり率上位に並んだ。
リチウムイオン電池正極材メーカー戸田工業(4100)は、電気自動車の非接触充電システムの部品となるフェライトシートにも取り組んでいることも材料視されている。
業種別下落率上位は空運、情報通信、サービス、倉庫運輸、電機で、上昇率上位は鉄鋼、繊維、食品、輸送用機器、建設。