TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 11時前に2万8,000円を回復。外国人入国禁止措置のプラス効果を指摘する見方も。インフレ期待を先取りし不動産株が上昇
速報・市況2021年12月1日

☆[概況/前引け] 11時前に2万8,000円を回復。外国人入国禁止措置のプラス効果を指摘する見方も。インフレ期待を先取りし不動産株が上昇

前引けの日経平均は225円高の2万8,047円、TOPIXは15ポイント高の1,944ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,579、値下がり銘柄数は536。出来高は7億3,650万株、売買代金は1兆6,521億円。
日経平均は11時前に2万8,000円を回復。
今月入国できなくなった外国人は15万人だが、これによって落ちるGDPよりも、少なくとも国内では正体不明のウイルスにおびえる必要がないという安心感が、個人消費を押し上げるという見方からプラス効果を指摘する見方が聞かれた。
ファナックは大和証券がレーティングを「3」→「2」に引き上げたことで買われた。
半導体供給の正常化に伴う自動車生産の回復期待でトヨタやホンダが堅調。
日本郵船と商船三井は三菱UFJモルガン・スタンレー証券による目標株価引き上げが好感された。
段ボールのレンゴーは来年2月からの値上げを発表し採算改善が期待された。
各業界で原材料高を受け値上げが相次いでいるため、インフレ期待が醸成されると資産価値が注目されるという見方から三井不動産(8801)などの不動産株が買われた。
一方、ソフトバンクグループは売られ、ペプチドリームなどの医薬品と味の素などの食品は値下がりとなった。
業種別上昇率上位は紙パルプ、海運、輸送用機器、不動産、機械で、下落は情報通信、医薬品、食品。(W)

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