TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] トランプ大統領が26日の「敗北宣言」を撤回したことでドル安円高が進み、日経平均は反落。自動車やメガバンク、保険が安く、電鉄も下落。SUMCOは大幅高
速報・市況2020年11月30日

☆[概況/大引け] トランプ大統領が26日の「敗北宣言」を撤回したことでドル安円高が進み、日経平均は反落。自動車やメガバンク、保険が安く、電鉄も下落。SUMCOは大幅高

大引けの日経平均は26,433.62円の211.09円安、TOPIXは1,754.92ポイントの31.60ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は335、値下がり銘柄数は1,810。出来高は24億8,779万株、売買代金は4兆7,669億円。
トランプ大統領は11月26日に、12月14日の選挙人投票でバイデン大統領が選出されれば、「ホワイトハウスを去る」と述べたが、翌27日には、バイデンが大統領としてホワイトハウスに入ることができるのは、獲得した8千万以上の票が不正、または違法な票ではないと証明できた場合のみと述べ、「敗北宣言」を撤回した。
これを受け、1ドル=103円台後半にドル安円高が進み、日経平均は5日ぶりに反落した。
トヨタや日産といった自動車株が売られ、米国長期金利低下の流れでメガバンクと東京海上が安い。
菅首相が「Go To トラベル」で札幌市と大阪市の出発も除外すると発表したため、JR東日本や東急などの電鉄株が売られた。
一方、台湾のシリコンウエハーメーカーのグローバルウェーハズが、ドイツのシルトロニックを買収することが注目され、SUMCOは大幅高となった。
政府が通常国会にオンライン診療の関連法案を提出すると報じられ、エムスリーとメディカルデータビジョンが物色された。
池上通信機(6771)は1時間当たり最大70万錠の錠剤検査装置を開発したことでストップ高となった。
業種別下落率上位は鉱業、ゴム、石油、非鉄、倉庫運輸で、上昇はその他製品のみ。

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