TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] ワクチンの普及による経済活動正常化期待で米国長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、メガバンクが買われ、インバウンド関連も上昇
速報・市況2020年8月12日

☆[概況/大引け] ワクチンの普及による経済活動正常化期待で米国長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、メガバンクが買われ、インバウンド関連も上昇

大引けの日経平均は22,843.96円の93.72円高、TOPIXは1,605.53ポイントの19.57ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,641、値下がり銘柄数は472。出来高は14億9,113万株、売買代金は2兆5,602億円。
ロシアが新型コロナウイルス感染症ワクチンを認可し、米国ではモデルナが開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、1億回分の供給契約を結んだ。
ワクチンの普及により経済活動が正常化に向かうという予想から、昨日の米国市場では長期金利が急上昇し、JPモルガン・チェースなどの金融株が買われた。
本日の東京株式市場もその流れを踏襲し、三菱UFJFGを始めとしたメガバンクが上昇した。さらにインバウンド関連の資生堂やJR東海、日本航空、オリエンタルランドが高く、航空機エンジンメーカーのIHIも赤字決算だったが、先々の需要回復期待から株価は大幅高となった。
その他、景気敏感株の鉄鋼株と石油株も好反応を示した。
なお、ネット通販サイト構築関連のソフトクリエイト(3371)は好決算を発表し急騰した。
半面、ソフトバンクグループは売られ、赤字決算の楽天は大幅安となり、昨日賑わったエーザイは反落した。
巣ごもり関連のイーブックとテレワーク関連のブイキューブも安い。
米国長期金利の上昇で、金利が付かない金は投資妙味が後退し、NY金先物が大幅反落となったため、住友鉱山も売られた。
業種別上昇率上位は鉄鋼、石油、電力ガス、ゴム、機械で、下落は非鉄。

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