TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 仏独の行動制限を受け、日経平均は寄り付き安値となったが、その後下げ幅縮小。ソニーが断トツの売買代金で買われた。メルコはストップ高
速報・市況2020年10月29日

☆[概況/大引け] 仏独の行動制限を受け、日経平均は寄り付き安値となったが、その後下げ幅縮小。ソニーが断トツの売買代金で買われた。メルコはストップ高

大引けの日経平均は23,331.94円の86.57円安、TOPIXは1,610.93ポイントの1.62ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は747、値下がり銘柄数は1,333。出来高は10億1,237万株、売買代金は2兆956億円。
フランスが1カ月の原則外出禁止、ドイツは飲食店など営業制限が発表され、欧米株は急落し、東証も売り先行となったが、日経平均は寄り付きが本日の安値(247円安の23,170円)となり、その後下げ幅を縮めた。日本の感染状況は欧米ほど深刻ではないという見方が狼狽売りを抑制した。
ただし、外出抑制が長引くことは警戒され、JR東海やリゾートトラスト、資生堂が売られ、ぐるなびは通期営業赤字92億円予想を発表し大幅安となった。
逆に巣ごもり関連のイーブックは業績予想の上方修正を発表したが、好材料出尽くし感から売られた。
こうした中、ソニー(6758)は7~9月期の営業利益がアナリスト予想を大幅に上回り、下期はグループ会社が制作するアニメ「鬼滅の刃」が業績を押し上げると期待されたため、断トツの売買代金で買われた。
メルコは好決算と自社株買い発表でストップ高となり、野村総研は受注増加により下期の業績拡大が期待され高い。
業種別下落率上位は証券、陸運、石油、電力ガス、倉庫運輸で、上昇率上位は電機、輸送用機器、不動産、医薬品、ノンバンク。

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