TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 半導体関連が反落し、2時以降上げ幅縮小。電子部品も伸び悩んだ。ソフトバンクGは買われ、バイデン次期大統領のインフラ投資関連で東京製綱は大幅高
速報・市況2021年1月14日

☆[概況/大引け] 半導体関連が反落し、2時以降上げ幅縮小。電子部品も伸び悩んだ。ソフトバンクGは買われ、バイデン次期大統領のインフラ投資関連で東京製綱は大幅高

大引けの日経平均は28,698.26円の241.67円高、TOPIXは1,873.28ポイントの8.88ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,000、値下がり銘柄数は1,090。出来高は14億1,374万株、売買代金は3兆2,420億円。
日経平均は2時に28,979円(522円高)まで上昇したが、東京エレクトロンやレーザーテックなどの半導体関連が利益確保の売りで反落したことが影響し、2時過ぎから上げ幅を縮めた。
半導体受託生産世界最大手の台湾のTSMCが発表した第4四半期の純利益はアナリスト予想を上回ったが、いったんイベント通過で手仕舞い売りを誘引した様子。
なお、iPhoneの受託生産を行っているフォックスコンが中国で春節(旧正月)休暇を返上して生産すると報じられことで、村田製作所や太陽誘電も買われたが、2時以降伸び悩んだ。
ソフトバンクグループは、米国政府が中国のアリババを投資禁止の対象銘柄に追加しない方針と伝わり、買われた。
バイデン次期大統領のインフラ投資により恩恵を受けるという期待から、ミシガン州の工場で炭素繊維ケーブルを量産している東京製綱(5981)は大幅高となった。炭素繊維ケーブルは鋼材のように腐食しないため、米国の積雪の多い地域や海に面した沿岸地域の橋梁などに補強材として使用されている。
一方、パソナグループは通期の業績予想を上方修正したが、下期を前年同期比37%減益と見込んでいるため売られた。
業種別上昇率上位はゴム、陸運、情報通信、証券、サービスで、下落率上位は海運、鉄鋼、鉱業、ノンバンク、金属。

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