TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 半導体関連が続落で日経平均は反落したが、TOPIXは小じっかり
速報・市況2024年3月15日

☆[概況/大引け] 半導体関連が続落で日経平均は反落したが、TOPIXは小じっかり

大引けの日経平均は99円安の3万8,707円、TOPIXは9ポイント高の2,670ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は978、下落銘柄数は632。出来高は23億6,898万株、売買代金は5兆7,934億円。
米国エヌビディア続落の流れを引き継ぎ、東京エレクトロンやアドバンテストも続落となり、日経平均は反落した。
ただし、TOPIXは小じっかりだった。
大和証券では、本日は半年前のTOPIXザラ場高値9月15日(終値高値は19日)の信用期日で、7月3日高値の日経平均が年初から上昇した様に、今日以降はTOPIX型の上値が軽くなってもおかしくないと述べた。
斎藤経済産業相が来週前半に新潟県知事に東京電力柏崎刈羽原発7号機再稼働への地元同意を求める方向と報じられ、東京電力(9501)が大幅続伸となった。
石油関連が続伸し、大手商社も高い。
その他、資産効果への期待で野村不動産や東急不動産が買われた。
EVで協業するホンダと日産が続伸だったが、米国でEV販売動向が足元で伸び悩んでいることは、日本の自動車メーカーに追い風という見方から他の自動車メーカーや自動車部品メーカーも堅調だった。
アイシンはSMBC日興証券が投資評価を「2」→「1」に引き上げた。トヨタ向け中心にハイブリッド車向けビジネスの成長機会が大きく、電気自動車(EV)化減速により既存AT(オートマチック・トランスミッション)分野等で残存者利益拡大の可能性があると紹介した。
反面、Vチューバーグループの「にじさんじ」を運営しているANYCOLORは11~1月期が営業減益だったため急落した。「にじさんじフェス」の関連費用が想定以上に上振れしたことが要因。
Wスコープは減益決算でストップ安となった。

業種別上昇率上位は鉱業、石油、電力ガス、卸売、不動産で、下落率上位は海運、銀行、電機、金属、ノンバンク。(W)

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