TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 国内で新型肺炎による死者が出たことが警戒され続落。日産は下方修正と期末無配で大幅安
速報・市況2020年2月14日

☆[概況/大引け] 国内で新型肺炎による死者が出たことが警戒され続落。日産は下方修正と期末無配で大幅安

大引けの日経平均は23,687.59円の140.14円安、TOPIXは1,702.87ポイントの10.21ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は674、値下がり銘柄数は1,394。出来高は13億5,175万株、売買代金は2兆4,068億円。
国内で新型肺炎による死者が出たことが警戒され、日経平均は続落となった。
日産自動車(7201)は業績下方修正と期末配当無配で売られ、一時10年半ぶりの安値となった。
その他、中国の生産活動停止が長引くことで世界景気が悪化することから、景気敏感セクターの鉄鋼や陸運、紙パルプが安い。
建設株も売られたが、中でも大和ハウスは住宅事業の受注低迷が嫌気された。
「ポケトーク」の出荷拡大が期待されているソースネクストは、広告宣伝費増大により減益決算となったことが失望され急落した。
一方、ネットワンシステムズは架空取引の内容を報告したため、アク抜け期待で急騰した。楽天とネクソンが買われ、JCRファーマは開発中の血液脳関門通過型ハンター症候群(MPS II)治療酵素製剤の臨床試験データを公表し、市場シェアの大部分を奪う可能性も出てきたという期待感で高値更新となった。
業種別下落率上位は鉄鋼、陸運、紙パルプ、空運、建設で、上昇率上位はゴム、電機、情報通信、金属、ガラス土石。

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