TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 安寄り後下げ幅縮小。TOPIXは小幅高に。インテル関連が売られたが、日本電産とネットワンは高く、造船関連が買われた
速報・市況2020年7月27日

☆[概況/大引け] 安寄り後下げ幅縮小。TOPIXは小幅高に。インテル関連が売られたが、日本電産とネットワンは高く、造船関連が買われた

大引けの日経平均は22,715.85円の35.76円安、TOPIXは1,576.69ポイントの3.73ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,424、値下がり銘柄数は683。出来高は11億6,056万株、売買代金は2兆1,066億円。
先週末の米国株続落を受けて、日経平均は安寄りしたが、日銀によるETF買い観測が下支え要因となり、下げ幅を縮め、TOPIXは小幅高に持ち直した。
インテルが回路線幅7ナノのCPU(中央演算処理装置)の投入時期が遅れることで先週末に急落したため、インテル関連として、半導体パッケージのイビデンと半導体露光装置のニコンが売られ、AGCもインテル向けのEUVマスクブランクスの販売が減速するという懸念で敬遠された。
サイバーエージェントは動画配信事業の「ABEMA」の第3四半期の純増数が第2四半期に比べて鈍化したため売られた。
一方、日本電産は堅調で、ネットワンシステムズは好決算で高い。
政府が韓国と中国に対抗して海上輸送力を確保するために、造船業に巨額の金融支援を行う方針と報じられ、サノヤスHDと名村造船が物色され、LNG船向け熱絶縁材料の明星工業(1976)も高い。
クリエイト・レストランツHDは固定費削減で来期の営業利益が黒字回復すると予想したいちよし経済研究所が、レーティングを「A」で再開すると発表し、買われた。
業種別下落率上位は海運、精密、証券、電機、ガラス土石で、上昇率上位は電力ガス、保険、水産農林、倉庫運輸、銀行。

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