TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 小幅高に戻した場面もあったが、米ジョージア州上院決戦投票を控え、続落。自動車や陸運、医薬品が売られ、半導体関連や電子部品は高い
速報・市況2021年1月5日

☆[概況/大引け] 小幅高に戻した場面もあったが、米ジョージア州上院決戦投票を控え、続落。自動車や陸運、医薬品が売られ、半導体関連や電子部品は高い

大引けの日経平均は27,158.63円の99.75円安、TOPIXは1,791.22ポイントの3.37ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は897、値下がり銘柄数は1,184。出来高は9億8,953万株、売買代金は2兆1,336億円。
1都3県で緊急事態宣言が出されると、新型コロナウイルスの感染拡大が沈静化に向かうという意識から日経平均は小幅高に戻した場面もあったが、米国ジョージア州上院の決戦投票を控え、続落となった。民主党が2議席を獲得すると富裕層や企業への増税政策の実現度合いが高まると警戒されている。
トヨタや日産、ホンダなどの自動車株が売られ、福山通運や西武HDが属する陸運株や第一三共や中外製薬といった医薬品株も安い。
再生可能エネルギーのレノバとオンライン診療関連のメドピアは利食い売りで反落した。
一方、コロナ禍でも成長が期待されている東京エレクトロンやレーザーテックなどの半導体関連と5Gで恩恵を受ける電子部品の村田製作や太陽誘電は買われ、パワー半導体の富士電機(6504)は電動車向けの出荷増加期待で昨年来高値を更新した。
ペプチドリームは業績上方修正で急騰した。
その他、低位株のタカキューが大幅高となり、子会社でワクチン向け冷凍庫を手掛ける神栄は2日連続ストップ高となった。
業種別下落率上位は陸運、医薬品、輸送用機器、空運、精密で、上昇率上位は証券、電機、金属、海運、非鉄。

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