TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 感染者数増加が警戒されたが大引けにかけて下げ幅縮小
速報・市況2020年4月9日

☆[概況/大引け] 感染者数増加が警戒されたが大引けにかけて下げ幅縮小

大引けの日経平均は19,345.77円の7.47円安、TOPIXは1,416.98ポイントの8.49ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は1,098、値下がり銘柄数は1,007。出来高は13億6,889万株、売買代金は2兆2,997億円。
新型コロナウイルスの国内感染者数が5,000人を超えたことや、NY州で1日に亡くなった人の数が2日連続で過去最悪を更新したと伝わり、日経平均は反落したが大引けにかけて下げ幅を縮めた。
富士フイルムはメリルリンチ証券では投資判断を「買い」→「アンダーパフォーム」に下げたことで3日続落となった。新型コロナウイルス治療薬の「アビガン」は物質特許が切れているため業績寄与は一過性で、テレワーク拡大による複合機の需要縮小リスクを指摘している。
オリエンタルランドは臨時休園期間の延長を発表し売られた。
その他、テレワークによる通信量増大で買われたNTTドコモなどの通信株は利食い売りに押された。
一方、中国共産党中央政治局が8日に長期的な感染対策と全面的な生産再開を指示したことで、経済活動の正常化への期待からファナックや商船三井、資生堂は高い。
メディカル・データ・ビジョン(3902)はオンライン診療を推進するため「ポケットカルテ」と連携強化すると発表し、ストップ高となった。
業種別下落率上位は陸運、証券、食品、精密、紙パルプで、上昇率上位は鉱業、海運、非鉄、ガラス土石、ゴム。

関連記事