TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 新型肺炎の流行懸念で空運やインバウンド関連が売られ、世界経済への悪影響も不安視され、素材が安い。建設は堅調
速報・市況2020年1月21日

☆[概況/大引け] 新型肺炎の流行懸念で空運やインバウンド関連が売られ、世界経済への悪影響も不安視され、素材が安い。建設は堅調

大引けの日経平均は23,864.56円の218.95円安、TOPIXは1,734.97ポイントの9.19ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は1,002、値下がり銘柄数は1,041。出来高は9億1,259万株、売買代金は1兆6,704億円。
中国政府の専門家グループが新型コロナウイルスは人から人へ感染していると述べたため、24日からの中国の春節休暇で帰省や旅行により、感染が拡大するという懸念から、香港市場と上海市場が売られ、東京市場も下落した。
海外渡航が自粛されるという見方から、日本航空やHIS、日本空港ビルデングが売られ、資生堂などのインバウンド関連も安い。
その他、新型感染が流行すれば、世界経済に悪影響を及ぼすという不安で、JFEや三井金属などの素材株も調整した。
なお、東芝機械はTOB価格が発表されたため、利益確定の売りが優勢となった。
一方、前田道路は大幅続伸となり、東洋建設や不動テトラなどの建設株が堅調だった。
抗ウイルス関連のシキボウや大幸薬品が高い。
テラスカイ(3915)はクラウドサービスのアジア圏への展開を本格化すると報じられ、大幅高となった。
業種別下落率上位は空運、鉄鋼、化学、海運、非鉄で、上昇率上位は建設、紙パルプ、輸送用機器、電力ガス、精密。

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