TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均の上昇は控え目。三井住友FGやエムスリー、タカラバイオが高く、不動産と建設も上昇。半導体製造装置は下落。
速報・市況2020年5月18日

☆[概況/大引け] 日経平均の上昇は控え目。三井住友FGやエムスリー、タカラバイオが高く、不動産と建設も上昇。半導体製造装置は下落。

大引けの日経平均は20,133.73円の96.26円高、TOPIXは1,459.29ポイントの5.52ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,251、値下がり銘柄数は844。出来高は12億1,082万株、売買代金は2兆37億円。
米国下院が15日に新型コロナウイルス対策案を可決し、本日の時間外取引でNYダウ先物が上昇したが、日経平均の上げ幅は控え目だった。
企業が手元資金確保のため、自社株買い発表が減っていることや減配・無配企業が増えていることも上値を抑制している。
三井住友FGは最終利益がメガバンクで首位となったことで買われた。
エムスリーは今期の業績予想を公表しなかったが、4月の売上高が好調だったことで買われた。
タカラバイオは唾液から新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR用検査試薬を発売すると報じられ、急騰した。
オープンハウスや住友不動産などの不動産株と奥村組や長谷工といった建設株も高い。
IRジャパン(6035)は今期売上高見通しが好感されストップ高となった。
半面、米国が15日に中国のファーウェイに対する制裁強化を発表し、米半導体株指数が下落したため、SCREENを始めとした半導体製造装置は安い。
住友ベークライトは前期の決算が計画を下回り、配当予想も減額したため売られた。
業種別上昇率上位は鉱業、水産農林、情報通信、紙パルプ、食品で、下落率上位は鉄鋼、空運、繊維、電機、電力ガス。

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