TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は続落。日銀ETF買入方針変更の悪影響が継続し、ルネサスの工場火災による自動車各社の減産予想も響いた。JASDAQは12連騰
速報・市況2021年3月22日

☆[概況/大引け] 日経平均は続落。日銀ETF買入方針変更の悪影響が継続し、ルネサスの工場火災による自動車各社の減産予想も響いた。JASDAQは12連騰

大引けの日経平均は29,174.15円の617.90円安、TOPIXは1,990.18ポイントの22.03ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は908、値下がり銘柄数は1,190。出来高は13億8,426万株、売買代金は3兆338億円。
日経平均は続落。日銀がETF買い入れから日経平均型を除外したことで悪影響を受けるファーストリテイリングとキッコーマン宝HDが売られた。
加えて、ルネサスエレクトロニクスが工場火災で下落し、車載用半導体の生産停止により、自動車メーカーも減産を余儀なくされることから、トヨタやホンダや日産も調整した。
東京海上は破綻した英グリーンシルの保険引き受け分が警戒され、下落した。
一方、日本郵船と商船三井はコンテナ船の契約運賃の値上げを見込んだUBS証券が目標株価を引き上げたことで買われ、日本製鉄はJPモルガンによる目標株価増額が好感された。
キッセイ薬品(4547)はジェフリーズが、バリューとグロースの両面で魅力的と述べ、投資判断を引き上げたため急騰した。
その他、岩井コスモHDは大幅増配で買われた。
東証1部の業種別下落率上位は輸送用機器、保険、機械、非鉄、電機で、上昇率上位は海運、鉄鋼、電力ガス、鉱業、石油。

東証1部が調整する中で、JASDAQは小幅ながら12連騰。シンバイオ製薬や太陽光発電のウエストHDとリチウムイオン電池正極材の田中化研が買われ、MICS化学がストップ高となった。

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