TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は2万円割れ。緊急事態解除に伴う感染拡大への不安と米中関係悪化を警戒
速報・市況2020年5月14日

☆[概況/大引け] 日経平均は2万円割れ。緊急事態解除に伴う感染拡大への不安と米中関係悪化を警戒

大引けの日経平均は19,914.78円の352.27円安、TOPIXは1,446.55ポイントの28.14ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は190、値下がり銘柄数は1,952。出来高は13億2,977万株、売買代金は2兆1,578億円。
緊急事態宣言が39県で解除されることで、感染拡大への不安が意識されたことや、米中関係悪化が警戒され、後場の日経平均は下げ幅を拡大し2万円を割り込んだ。
米連邦捜査局(FBI)は、中国政府と関係するハッカーが米国の新型コロナウイルスのワクチン開発の研究データを盗もうとしていると警戒を呼び掛けた。
トランプ大統領は中国封じ込め策として、外国製通信機器の使用禁止令を1年延長した。
東京株式市場では広範囲にわたる銘柄が売られたが、ソニーは決算がアナリスト予想を下回ったことで安く、東京エレクトロンやファナックなどの電機株が売られた。
その他、国内景気に対する慎重な見方から三井住友建設や東洋建設(1890)といった建設株の下落率も大きく、エンジャパンやフルキャストといったサービス株も安い。
一方、武田薬品は今期の業績見通しが好感され、ネクソンは第2四半期の業績回復予想で急騰した。
業種別下落率上位は海運、建設、鉄鋼、金属、ゴムで、上昇は医薬品。

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