TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は26,014円(107円高)と1991年5月14日以来の水準。金融・財政のフルサポート+冷蔵庫で保管できるモデルナのワクチン効果への期待
速報・市況2020年11月17日

☆[概況/大引け] 日経平均は26,014円(107円高)と1991年5月14日以来の水準。金融・財政のフルサポート+冷蔵庫で保管できるモデルナのワクチン効果への期待

大引けの日経平均は26,014.62円の107.69円高、TOPIXは1,734.66ポイントの2.85ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は753、値下がり銘柄数は1,347。出来高は13億7,344万株、売買代金は2兆7,284億円。
米モデルナの新型コロナウイルスワクチンは94.5%の効果で、マイナス70度で保管しなければならないファイザーのワクチンと異なり、2~8度で30日間保管できるため、経済正常化への期待が高まり、16日のNYダウは過去最高値を更新し、17日の日経平均は寄り付きから26,000円に乗せた。
日経平均は大台達成により前場は小幅安となったが、後場は再び持ち直した。
日経平均の終値で26,000円は1991年5月14日以来の水準。
株式市場は金融・財政のフルサポート+ワクチンへの期待に押し上げられる「最高のユーフォリア状態」という見方もある。
経済正常化期待で米国長期金利が上昇したため利ザヤ改善期待や運用益拡大期待で三菱UFJFGや東京海上が買われ、株価上昇を受けて野村HDも高い。
その他、人の移動が増えるという見方日本航空やJR東日本も物色された。
エンプラスは自社株買いと大規模な自己株消却を発表し急騰し、再生可能エネルギーのレノバはバイデン関連の思惑から5日続伸となった。
三菱重工(7011)は大和証券がレーティングを「3(=中立)」→「1(=買い)」に引き上げた。三菱スペースジェットの開発中断は開発費減少による損益改善効果が大きく、CO2処理や水素関連事業といった成長戦略にも期待感を寄せている。
大同特殊鋼は幅広い自動車関連製品が、世界的な自動車生産の回復で恩恵を受けると予想した野村証券が「Neutral」→「Buy」に引き上げた。
業種別上昇率上位は空運、鉱業、保険、鉄鋼、陸運で、下落率上位は精密、情報通信、サービス、金属、小売。

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