TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は28,139円の648円高で高値引け。米主要3指数が最高値更新となったことを好感。半導体関連や富士フイルム、レノバが高く、王子HDはBofA証券が格上げ
速報・市況2021年1月8日

☆[概況/大引け] 日経平均は28,139円の648円高で高値引け。米主要3指数が最高値更新となったことを好感。半導体関連や富士フイルム、レノバが高く、王子HDはBofA証券が格上げ

大引けの日経平均は28,139.03円の648.90円高。TOPIXは1,854.94ポイントの28.64ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,725、値下がり銘柄数は384。出来高は13億8,916万株、売買代金は3兆1,190億円。
バイデン次期大統領が昨年12月に議会が9千億ドルの追加経済対策を可決した時に、「第1段階に過ぎず頭金」と述べていたので、新政権による大規模な対策が期待され、7日の米国株主要3指数は最高値を更新した。
投資家心理の改善を受け、8日の日経平均は1990年8月15日以来、30年5カ月ぶりとなる2万8,000円乗せとなり、高値引けとなった。
指数寄与度が高いファーストリテイリングが買われ、ホンダが半導体不足で生産調整となったため、半導体関連の東京エレクトロンとルネサスエレクトロニクスが物色された。
富士フイルムは米国でバイオ医薬製造受託の拠点を新設することが好感され、環境関連のレノバは大幅続伸となった。
その他、愛知製鋼は既存製品に比べ4割小型化した電気自動車向け電動アクスルを開発したことで急騰した。
王子HD(3861)はBofA証券が投資判断を「中立」→「買い」に引き上げたことで関心を集めた。各社の設備能力削減による製紙市況下落リスクの緩和に加え、脱炭素の流れで保有植林地が大きいことが再評価される可能性も高まっていると紹介した。
一方、東京都心のオフィス空室率が11月に4%台に上昇したため、不動産株は安い。
日本光電はみずほ証券による投資判断引き下げが響いた。
業種別上昇率上位はゴム、紙パルプ、非鉄、電機、繊維で、下落は空運、海運、不動産。

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