TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は4日続落だが27,000円割れは回避。東証1部全体では上昇銘柄数が多く、TOPIXは小反発。米長期金利上昇でメガバンクと保険が高い。石油関連と海運も上昇
速報・市況2021年1月6日

☆[概況/大引け] 日経平均は4日続落だが27,000円割れは回避。東証1部全体では上昇銘柄数が多く、TOPIXは小反発。米長期金利上昇でメガバンクと保険が高い。石油関連と海運も上昇

大引けの日経平均は27,055.94円の102.69円安、TOPIXは1,796.18ポイントの4.96ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,428、値下がり銘柄数は686。出来高は11億7,958万株、売買代金は2兆2,996億円。
米ジョージア州上院決選投票の開票速報では民主党は1議席を得る見通しで、2議席にならない公算だが、バイデン次期大統領は共和党に太いパイプを持っているため共和党から賛成票を持ってくる可能性があり、政府と議会の「ねじれ」期待の楽観は不適当といった解説が聞かれた。
大規模財政出動による米国長期金利上昇が警戒され、日経平均は4日続落となったが、27,000円の大台割れは回避した。日経平均に対して下落寄与度が大きかったのは、ファースリテイリングと東京エレクトロンやエムスリーだった。
一方、東証1部全体では上昇銘柄数の多く、TOPIXは小反発を保った。
米国長期金利上昇で利ザヤ改善期待からメガバンクが買われ、資産運用利回りの上昇期待で第一生命(8750)などの保険株も物色された。
サウジアラビアが追加減産を表明し、原油高となったことを受けて、ENEOSや丸紅が高い。
その他、コンテナ運賃の上昇を受けて、海運株も買われた。
Zホールディングスは在宅時間が増え、EC利用が増えることが期待され、NTTは完全子会社化したドコモによるNTTコムの吸収構想で高い。
業種別下落率上位はその他製品、電機、化学、精密、食品で、上昇率上位は鉱業、海運、石油、保険、銀行。

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