TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は420円高の22,750円。これまで調整してきた業種の巻き返しが目立ち、不動産や鉄鋼、空運、自動車が買われ、ゲーム関連は下落
速報・市況2020年8月11日

☆[概況/大引け] 日経平均は420円高の22,750円。これまで調整してきた業種の巻き返しが目立ち、不動産や鉄鋼、空運、自動車が買われ、ゲーム関連は下落

大引けの日経平均は22,750.24円の420.30円高、TOPIXは1,585.96ポイントの39.22ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,810、値下がり銘柄数は330。出来高は16億2,714万株、売買代金は2兆7,430億円。
NYダウが追加経済対策への期待から7日続伸となり、休み明けの日経平均は4営業日ぶりに反発した。そして、香港株の反発も支援材料となり、日経平均は上げ幅を拡大した。
これまで調整してきた業種の巻き返しが目立ち、テレワークによりオフィス需要が減退すると懸念されてきた不動産株は、三菱地所(8802)が第1四半期2桁営業増益だったことで買われた。
景気敏感株の鉄鋼株も買われ、大平洋金属は第1四半期が営業赤字だったが、足元のニッケル価格の上昇で第2四半期の業績改善が期待された。
外出が控えられていることで敬遠されてきたトヨタやホンダや日産も高い。
エーザイはアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」が米国FDAで優先審査対象となったことで急騰した。
一方、巣ごもり需要で恩恵を受けてきた任天堂を始めとしたゲーム関連は売られ、ソフトバンクグループも安い。
デジタルアーツはGIGAスクール構想におけるフィルタリング市場で、価格競争による単価下落懸念があるといちよし経済研究所が予想し、レーティングを「B」→「C」に下げたことで売られた。
業種別上昇率上位は不動産、鉄鋼、銀行、空運、輸送用機器で、下落は情報通信とその他製品。

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