TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は497円高の21,916円。2次補正予算による資金繰り支援で景気の底割れ回避が期待され大幅高。鉄鋼や銀行、自動車の上昇が目立った
速報・市況2020年5月28日

☆[概況/大引け] 日経平均は497円高の21,916円。2次補正予算による資金繰り支援で景気の底割れ回避が期待され大幅高。鉄鋼や銀行、自動車の上昇が目立った

大引けの日経平均は21,916.31円の497.08円高、TOPIXは1,577.34ポイントの27.87ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,530、値下がり銘柄数は583。出来高は20億8,753万株、売買代金は3兆3,816億円。
2次補正予算で企業の資金繰り支援が大きかったため、景気の底割れを防ぐと期待され、日経平均は上げ幅を拡大した。
本日の中国全国人民代表大会で、香港での反政府的な動きを取り締まる「国家安全法」を導入方針が採択されるため、米中対立が警戒されたが、後場の日経平均に対する下押し圧力は限定的で、再度堅調となった。
景気敏感株の鉄鋼株や新型コロナウイルス感染防止による生産中止で打撃が大きかったマツダなどの自動車株の上昇が目立った。
金融機関が公的資金の注入を受け入れやすくするため、経営責任の明確化や収益目標の設定を省き、返済期限も撤廃することが好感され、銀行株も大幅続伸となった。
リクルートと電通(4324)は現在が業績の底で、今後の改善期待から買われた。
一方、タカラバイオは反落し、MonotaROは3日続落となった。
日本オラクルやデジタルガレージなど情報通信の一角が安い。
業種別上昇率上位は鉄鋼、銀行、輸送用機器、ゴム、サービスで、下落は石油、鉱業、海運。

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