TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は8日続伸。ZOZOが急騰し、全体底上げで空運や電力ガスも上昇
速報・市況2019年9月12日

☆[概況/大引け] 日経平均は8日続伸。ZOZOが急騰し、全体底上げで空運や電力ガスも上昇

大引けの日経平均は21,759.61円の161.85円高、TOPIXは1,595.10ポイントの11.44ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,247、値下がり銘柄数は810。出来高は15億8,230万株、売買代金は2兆7,701億円。
中国が一部の米国製品を追加関税対象から除外すると発表し、トランプ大統領は中国の10月1日の建国70周年記念日に配慮して、関税引き上げを10月1日から15日に延期した。
こうした米中の譲歩が好感され、日経平均は8日続伸となった。
ZOZO(3092)はヤフーが過半数取得を目指し、TOBを実施すると発表したことで急騰したが、全株取得ではないため、買付価格の2,620円には距離を置いた。
先月末に株式売り出しを発表し軟調となっていたリクルートは、クレディ・スイスが目標株価を引き上げたことで見直し買いが入った。
大日本印刷は自社株買いが歓迎され高い。
その他、米国半導体株高を受けて、東京エレクトロンやアドバンテスト、信越化学が上昇し、全体底上げの動きから、ANAなどの空運株や東京ガスなどの電力ガス株も買われた
また、安倍内閣が改憲実施のため、景気対策を強化するという見方から、東洋建設や不動テトラといった建設株も物色された。
一方、ヤフーがZOZOを傘下に収めることでEコマースの勢力を拡大することが警戒され、楽天は売られた。
GMOペイメントは「ゾゾタウン」の後払い決済サービスを担当しているが、経営陣が代わるため、サービス存続のリスクが意識され安い。
オハラは業績下方修正で急落した。
業種別上昇率上位は空運、その他製品、電力ガス、機械、鉱業で、下落は紙パルプ、水産農林、石油、証券。

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