TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均4日続落。キヤノンとファナック、日産が決算で売られ、中外製薬はロシュの影響で急落
速報・市況2020年7月29日

☆[概況/大引け] 日経平均4日続落。キヤノンとファナック、日産が決算で売られ、中外製薬はロシュの影響で急落

大引けの日経平均は22,397.11円の260.27円安、TOPIXは1,549.04ポイントの20.08ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は309、値下がり銘柄数は1,810。出来高は11億8,639万株、売買代金は2兆1,053億円。
日経平均は4日続落。キヤノンは新型コロナウイルスの影響で複合機の需要が想定以上に厳しく4~6月期が営業赤字となり、中間配当減配も失望され大幅安となった。
ファナックは自動車産業向けのロボットが弱く、第1四半期が61%営業減益となったことで売られた。
日産自動車は通期営業赤字4,700億円と過去最大の赤字見通しで、年間配当は11年ぶりに無配とすることで大幅安となった。
そして、本日も高水準な感染者数が発表されるのではという懸念から後場の日経平均は下げ幅を拡大した。
2時半過ぎに中外製薬(4519)が急落した。親会社のロシュが新型コロナウイルス感染症を対象としたアクテムラのCOVACTA試験で、肺炎患者の臨床状態の改善という主要評価項目、または患者の死亡率の低下の主要な評価項目を満たさなかったと発表したことが響いた。
こうした中、ソフトバンクグループは続伸となった。
ホームセンターのコメリはコロナ特需で第1四半期が過去最高益となり急騰した。
その他、エステーは使い捨て手袋が大きく伸びて好決算となったため大幅高を演じた。
業種別下落率上位は鉄鋼、輸送用機器、ノンバンク、化学、空運で、上昇は海運、情報通信。

関連記事