大引けの日経平均は22,605.41円の781.33円安、TOPIXは1,618.26ポイントの55.74ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は26、値下がり銘柄数は2,129。出来高は17億7,802万株、売買代金は3兆3,101億円。
イタリアや韓国など中国以外の国で新型肺炎の感染者数が急増したため、24日のNYダウは急落し、25日の東証は全面安となった。
日経平均は朝方22,335円(1,051円安)まで売られた後、下げ幅を縮めたが、全面安の状況は終日変わらなかった。
世界経済の悪化が懸念され、海運株や鉄鋼株が下落率上位となり、相場急落に伴い証券株の下げも拡大した。
その他、新型肺炎による国内の委縮で、アウトソーシングやフルキャストなどの人材関連やワタベウェディングが売られ、アサヒグループ(2502)やオエノンなどの飲酒関連も安い。
上昇した銘柄は極めて乏しかったが、富士フイルムHDは、政府が新型肺炎患者に富士フィルム富山化学の新型インフルエンザ治療薬の「アビガン」を投与する考えを示したことで買われた。
テレワーク関連のブイキューブは3日連続ストップ高となった。
業種別下落率上位は海運、金属、証券、鉄鋼、鉱業で、上昇業種はなし。