TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日銀短観を好感。半導体関連が好調継続で、東芝も高い。一方、自動車や鉄鋼は売られ、ニトリは今期増益率鈍化予想で下落
速報・市況2021年4月1日

☆[概況/大引け] 日銀短観を好感。半導体関連が好調継続で、東芝も高い。一方、自動車や鉄鋼は売られ、ニトリは今期増益率鈍化予想で下落

大引けの日経平均は29,388.87円の210.07円高、TOPIXは1,957.64ポイントの3.64ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は865、値下がり銘柄数は1,261。出来高は12億4,597万株、売買代金は2兆7,186億円。
日銀短観で大企業・製造業の業況判断DIが+5となり、1年半ぶりにプラスとなったことを受けて、日経平均は反発した。
日経平均は前場406円高の2万9,585円まで上昇したが、今晩の米国株が気掛かりで後場は上げ幅を縮めた。
前日の米国半導体株高を受けて、半導体製造装置のSCREENは9日続伸。
東芝(6502)も人気を博した。4割出資しているキオクシア(旧東芝メモリ)に対して、米国のマイクロンとウエスタンデジタルがそれぞれ買収の可能性を模索しており、キオクシアの価値を約300億ドル(約3兆3,000億円)と評価する可能性があるとウォール・ストリート・ジャーナルが報じたため、売却益が期待された。
第一生命は大規模自社株買い発表で急騰した。
その他、オンライン診療関連のエムスリーが高い。
半面、日立は巨額買収による償却負担が警戒され売られた。
自動車株は、ルネサスエレクトロニクスの工場火災による半導体調達難による減産見通しで売られ、鉄鋼株も自動車向け鋼板の出荷減予想で安い。
商社株が軟調で、空運株が売られた。
ニトリは今期の利益計画で、増益率が鈍化するため下落した。
業種別上昇率上位は精密、保険、電機、その他製品、金属で、下落率上位は鉄鋼、空運、電力ガス、ゴム、輸送用機器。

関連記事