TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米上院公聴会でのイエレン次期財務長官の「大胆に行動」「ドル安を追求しない」との予定原稿を受け、東証は反発
速報・市況2021年1月19日

☆[概況/大引け] 米上院公聴会でのイエレン次期財務長官の「大胆に行動」「ドル安を追求しない」との予定原稿を受け、東証は反発

大引けの日経平均は28,633.46円の391.25円高、TOPIXは1,855.84ポイントの10.35ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は912、値下がり銘柄数は1,187。出来高は10億677万株、売買代金は2兆1,930億円。
本日の米国上院で、次期財務長官に指名されたイエレン前FRB議長の承認公聴会が開催されるが、イエレン次期長官が「大胆に行動する」ことや「輸出拡大のためのドル安を追求しない」ことを述べる原稿が報じられたため、日経平均は反発した。
ソフトバンクグループが買われ、ファーストリテイングは傘下のユニクロがスマートフォンを使った決済サービスに参入するというニュースで賑わった。
レーザーテックはEUVL(極端紫外線リソグラフィ)の導入機運の高まりに加え、EUVLマスク用の保護膜であるペリクルの実用化にも期待した野村証券が目標株価を高めたことで買われた。
日産自動車は、ルノーの中型車重視で共通車台(プラットフォーム)のグローバル生産が増加すれば、部品メーカーのコスト削減余地も広がるので、日産の再建にも追い風と期待された。
東レ(3402)は風力発電用途の炭素繊維の成長性に注目したSMBC日興証券が新規に「1」と評価したことで話題となった。
新潟県の原発に関する技術委員会で、再稼働に慎重な立場を取っている委員を再任しないと報じられたため、東京電力は柏崎刈羽原発が再稼働に向かいやすくなるという見方から上昇した。
一方、レノバは反落し、日本M&Aセンターは軟調となり、HOYAが安い。
業種別上昇率上位はゴム、電力ガス、空運、繊維、電機で、下落率上位は鉱業、精密、倉庫運輸、卸売、小売。

関連記事