TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米国で開発中のワクチンが有望視され、経済回復が早まるとの期待から広範囲に上昇。ソニーFは親会社によるTOB観測報道で急騰
速報・市況2020年5月19日

☆[概況/大引け] 米国で開発中のワクチンが有望視され、経済回復が早まるとの期待から広範囲に上昇。ソニーFは親会社によるTOB観測報道で急騰

大引けの日経平均は20,433.45円の299.72円高、TOPIXは1,486.05ポイントの26.76ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,678、値下がり銘柄数は426。出来高は15億8,951万株、売買代金は2兆5,408億円。
米バイオ企業モデルナが開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、第1相臨床試験で、新型ウイルスの感染を防ぐ可能性のある「抗体」を確認したと発表した。
近く第2相試験、7月には第3相試験を開始する予定で、ワクチン開発に成功すれば経済回復も早まるという期待から昨日の米国株は大幅高となり、日本株も上昇した。
ソニーやトヨタ、三菱UFJFG、ファナックなどの主力株が買われ、オリエンタルランドも営業再開期待で高い。
ソニーフィナンシャル(8729)は、ソニーが約4千億円を投じ、TOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化すると日経新聞が報じたため急騰した。
その他、日本製鉄やAGC、フジクラといった素材産業や海運株も上昇した。
一方、ソフトバンクグループはアリババ株の一部売却で投資余力が落ちるという見方や投資先の減損リスクが警戒され売られた。
ワクチン開発で遅れを取るアイロムグループやタカラバイオは売られ、希求度が低下するという見方から除菌関連の大幸薬品、免疫力向上関連のヤクルトも安い。
業種別上昇率上位は鉄鋼、保険、海運、ガラス土石、ノンバンクで、下落は情報通信。

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