TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米国務省の中国製品排除の新指針が警戒され続落。レーザーテック実質受注減計画で下落。トヨタは黒字決算で買われ、DeNAとUTグループはストップ高
速報・市況2020年8月6日

☆[概況/大引け] 米国務省の中国製品排除の新指針が警戒され続落。レーザーテック実質受注減計画で下落。トヨタは黒字決算で買われ、DeNAとUTグループはストップ高

大引けの日経平均は22,418.15円の96.70円安、TOPIXは1,549.88ポイントの4.83ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は852、値下がり銘柄数は1,251。出来高は10億7,978万株、売買代金は1兆9,955億円。
ポンペオ米国務長官が中国政府による情報窃取を警戒し、中国製のアプリやクラウドサービスを排除する新指針を発表したため、香港株が下落し、日経平均は続落となった。
半導体製造装置の東京エレクトロンやアドバンテストが売られ、レーザーテックは期ずれ分を除いた実質の受注計画が前期比12%減少となるため下落した。
マニュアル作成企業のグレイステクノロジーは、主要顧客である国内大手メーカーがテレワーク導入や業務改善のため、マニュアルの見直しを進めていることで恩恵を受けると期待されていたが、通期計画に対する第1四半期の進捗率が低く、ストップ安となった。
ライオンは通期計画が増額されなかったことが失望され大幅安となった。
一方、トヨタは第1四半期がホンダや日産のように営業赤字とならなかったことで買われ、シャープは通期大幅増益予想で高い。
DeNAはゲーム事業に加えて、一般の個人が映像配信できるライブストリーミング事業の収益が拡大し、第1四半期の営業利益が前年同期比5.4倍となったことでストップ高となった。
製造業派遣のUTグループ(2146)は、顧客工場で稼働停止が4月以降急増したが、東芝グループのバックオフィス業務などを行う東芝系3社を買収した効果で、第1四半期に営業増益を確保したためストップ高となった。
業種別下落率上位は食品、陸運、倉庫運輸、電力ガス、不動産で、上昇率上位は保険、鉱業、石油、非鉄、建設。

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