TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米大統領の対中会見予告で前場は売られたが後場は持ち直した。MSCI指数のリバランスで売買代金は膨らんだ
速報・市況2020年5月29日

☆[概況/大引け] 米大統領の対中会見予告で前場は売られたが後場は持ち直した。MSCI指数のリバランスで売買代金は膨らんだ

大引けの日経平均は21,877.89円の38.42円安、TOPIXは1,563.67ポイントの13.67ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は674、値下がり銘柄数は1,438。出来高は23億8,386万株、売買代金は4兆6423億円。
「香港国家安全法」の制定を決めた中国に関して、トランプ大統領が29日に記者会見を行うと発表したため、新たな制裁発動が警戒され、日経平均は反落で始まった。
しかし、トランプ大統領の再選目的によるアピール行為なので、米国株が大きく下落するまでに至らないという見方から買いが入り持ち直した。
大引けでMSCI指数の定期銘柄入れ替え伴うリバランスが行われた影響で売買代金は膨らんだ。
鉄鋼株と海運株が反落し、日産自動車は最終赤字が6,712億円だったことで売られた。
ニコンも軟調な決算で大幅安となった。
一方、感染第2波が警戒されているため、除菌製品の大幸薬品は大幅高となった。
第一三共や中外製薬も高い。
日本マイクロニクス(6871)は、新型コロナによる在宅で需要が増えているサーバー向けにプローブカードの成長加速を見込んだ野村証券が、投資判断を引き上げたためストップ高となった。
TOWAは第4四半期の受注上振れでストップ高となった。
業種別下落率上位は鉄鋼、海運、空運、輸送用機器、金属で、上昇は医薬品、精密、情報通信、食品、倉庫運輸。

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