TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米長期金利上昇を受け財務・収益が固い大型株は買われたが、中小型株が売られ、日経平均はもみ合い
速報・市況2022年1月5日

☆[概況/大引け] 米長期金利上昇を受け財務・収益が固い大型株は買われたが、中小型株が売られ、日経平均はもみ合い

大引けの日経平均は30円高の2万9,332円、TOPIXは9ポイント高の2,039ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,008、値上がり銘柄数は1,092。出来高は12億5,972万株、売買代金は3兆円1,333億円。
米国の11月の雇用動態調査で、自発的な離職件数が前月比37万件増の452万7千件と過去最高を更新した。
サービス業や医療福祉、運輸・倉庫などで離職が増えているため、賃金の高い仕事に転職する動きと受け止められ、賃金インフレの可能性を睨み長期金利が上昇した。
こうした米国長期金利の上昇を受けて、東京株式市場では財務・収益が固い大型株は買われたが、中小型株が売られ、日経平均はもみ合いとなった。
ソニーグループ(6758)は電気自動車の新会社を設立する計画を発表したことで関心を集めた。
その他、川崎汽船やトヨタ、三菱UFJ、東京海上が買われ、日立と太陽誘電やコマツと三菱商事も高い。
一方、レーザーテックは続落となり、塩野義製薬は新型コロナウイルスの治療薬とワクチンの開発で目立った進展がなかったため大幅安となった。
リクルートやエムスリー、ベイカンレントなどのサービス株が軟調で、医療ビッグデータのJMDCやフトウェアテスト受託のSHIFTといった中小型株が大幅続落となった。
業種別上昇率上位は保険、非鉄、輸送用機器、ゴム、石油で、下落率上位は精密、サービス、医薬品、その他製品、情報通信。(W)

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