TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米FOMCで1%利上げ予想から1ドル=138円台に円安が加速し、電機株と海運株が買われた
速報・市況2022年7月14日

☆[概況/大引け] 米FOMCで1%利上げ予想から1ドル=138円台に円安が加速し、電機株と海運株が買われた

大引けの日経平均は164円高の2万6,643円、TOPIXは4ポイント高の1,893ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,051、下落銘柄数は697。出来高は9億7,278万株、売買代金は2兆2,407億円。
米国の6月の消費者物価指数は前年同月比9.1%上昇と5月の8.6%上昇から加速し、市場予想の8.8%上昇を上回った。
インフレ加速が続いているため、7月26日~27日に開催されるFOMCでは1%の利上げが実施されるという予想が浮上した。
米国株続落に殉じて日経平均も反落して始まったが、10時過ぎには上昇に転じた。
利上げ幅拡大予想でドルが買われ、東京タイムでは1ドル=138円台に円安が進展したため、電機株と海運株が買われたことが支えとなった。
その他、すかいらーく(3197)は値上げによる採算改善期待で上昇した。
サカタのタネは例年保守的な期初予想を発表してきたが、今回は最高益更新継続予想を開示したため急騰した。
一方、東京電力は旧経営陣4人が東京地裁から13兆円の賠償を命じられたため売られた。
米国では2年債利回りは大幅上昇となったが、大幅な利上げは景気後退につながるという見方から10年債利回りは低下し、逆イールドが加速した。
米国債の逆イールド加速を受け、メガバンクと生保は下落した。
ジンズとマネーフォワードは決算で大幅安となった。

業種別上昇率上位は水産農林、海運、精密、電機、鉱業で、下落率上位は電力ガス、空運、銀行、保険、紙パルプ。(W)

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