TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 終盤下げ渋る。銀行と商社が売られ、半導体関連の一角が上昇
速報・市況2024年3月12日

☆[概況/大引け] 終盤下げ渋る。銀行と商社が売られ、半導体関連の一角が上昇

大引けの日経平均は22円安の3万8,797円、TOPIXは9ポイント安の2,657ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,079、下落銘柄数は529。出来高は18億2,973万株、売買代金は4兆7,860億円。
米国でエヌビディアが続落となり、日経平均は前場に一時549円安の3万8271円となったが終盤下げ渋った。
年度末の接近で年金が利益確定の売りや持ち高整理との見方で銀行や商社が安い。
そーせいグループは統合失調症の治療薬候補をベーリンガーインゲルハイムにライセンス供与したが下落した。
ルネサスエレクトロニクスは定期昇給の半年延期で売られた。
一方、SCREENやソシオネクストや日マイクロニクスなど半導体関連の一角に押し目買いが入った。
セックは国際宇宙ステーション(ISS)内積載物の運搬・操作ロボットシステム「PORTRS」のISS実証用システム開発に契約先として選定されたことで大幅高となった。
円高メリットの北越コーポが大幅高。
バリューコマース(2491)は、LINEヤフーによる株式売出を自社株TOB(公開買付)で引き受けることで上昇した。LINEヤフーの子会社から外れて持分法適用会社となるが、経営の自由度が上がることも期待された。

業種別下落率上位は銀行、保険、卸売、精密、その他製品で、上昇率上位は紙パルプ、ガラス土石、繊維、石油、化学。(W)

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