TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 続落。NY連銀による米景気の悲観的な見方を警戒。日銀の超低金利継続で不動産株は堅調
速報・市況2022年6月20日

☆[概況/大引け] 続落。NY連銀による米景気の悲観的な見方を警戒。日銀の超低金利継続で不動産株は堅調

大引けの日経平均は191円安の2万5,771円、TOPIXは16ポイント安の1,818ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は363、下落銘柄数は1,432。出来高は11億7,780万株、売買代金は2兆7,163億円。
日経平均は続落。NY連銀が17日に、ソフトランディングの確率は10%程度で、ハードランディングの確率は約80%と発表したことが警戒された。
東京エレクトロンが10日続落となった。
自民党の参議院選挙の公約に防衛費を増やす方針を盛り込んだことで、材料出尽くし感から三菱重工は続落となった。
欧米中央銀行の金融引き締めが世界景気の悪化を招くという懸念で、先週末のNY原油先物が大幅反落となった影響で、石油関連と商社が安い。
一方、中国人民銀行が、アリババ傘下のフィンテック企業アント・グループの金融持ち株会社設立申請を受理したとロイターが17日に報じた。アント・グループにとって株式上場に向けた一歩となるという期待で、アリババグループが買われたため、アリババグループに投資しているソフトバンクグループは7日ぶりに反発した。
日銀が超低金利を続けているため、不動産市場に流入してくる資金は多いという見方から三井不動産(8801)や三菱地所が堅調だった。

業種別下落率上位は鉱業、不動産、卸売、鉄鋼、機械で、上昇率上位は空運、医薬品、輸送用機器、不動産、情報通信。(W)

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