TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 緊急事態宣言で米仏のような底入れが期待され後場上昇。空運、電鉄、居酒屋は悪材料出尽くしで高い
速報・市況2020年4月8日

☆[概況/大引け] 緊急事態宣言で米仏のような底入れが期待され後場上昇。空運、電鉄、居酒屋は悪材料出尽くしで高い

大引けの日経平均は19,353.24円の403.06円高、TOPIXは1,425.47ポイントの22.26ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,634、値下がり銘柄数は478。出来高は16億8,156万株、売買代金は2兆8,114億円。
緊急事態宣言によるGDPの押し下げ効果は10兆円(GDPの1.8%)という推計や、108兆円という巨額の緊急経済対策も昨年度の補正予算と納税・社会保険料猶予を含めていることで事業規模がカサ上げされていると批判され、朝方の日経平均は18,730円(219円安)まで売られた。
だが、フランスや米国では外出制限が株価底入れにつながったことが期待され、後場は騰勢を強めた。
悪材料出尽くし感から日本航空とANAに加えて、JR東海などの電鉄各社が買われ、居酒屋の大庄やチムニー、串カツ田中やチケット販売のぴあが急騰した。
IIJ(3774)が昨年来高値を更新した。IoT、セキュリティサービス、クラウドサービス、法人モバイルサービスなど法人向けストック収入が増加し、人件費や減価償却費などの固定費増ペースが一服する局面を迎えているため、低位に留まる売上高営業利益率の改善が今後も続くと期待されている。
半面、三菱UFJなどメガバンクは、大和証券が自社株買いを見送ると予想し、レーティングを「2」→「3」に下げたことで売られた。
テレワーク関連のブイキューブは続落となり、感染症対策関連の日本エアーテックは反落した。
業種別上昇率上位は空運、陸運、証券、医薬品、サービスで、下落は鉱業、石油、鉄鋼、銀行。

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