TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 金融機関による益出しの売りで大幅安。ほぼ全面安だが楽天と中国関連は上昇
速報・市況2024年4月1日

☆[概況/大引け] 金融機関による益出しの売りで大幅安。ほぼ全面安だが楽天と中国関連は上昇

大引けの日経平均は566円安の3万9,803円、TOPIXは47ポイント安の2,721ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は289、下落銘柄数は1,331。出来高は18億9,505万株、売買代金は4兆6,442億円。
金融機関が期初から益出しの売りを出し、海外投資家はイースター(復活祭)休暇で参加が乏しいことも影響し、新年度の日経平均は大幅安となった。
日経平均は一時662円安の3万9,706円となったが、25日移動平均線が下値抵抗線となった。
ほぼ全面安で三菱重工や東京エレク、トヨタ、三菱UFJなど主力株が安い。
豊田織機はデンソーによる売却方針で下落した。
一方、楽天グループは金融子会社を再編する方針と報じられ買われた。
中国国家統計局が発表した3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が半年ぶりに、好不況の分かれ目である50を上回ったため、ファナックや安川電機、THKは上昇した。
シチズンはジェフリーズ証券が投資判断を「Hold」→「Buy」に引き上げた。時計事業は為替円安に加え、単価上昇、付加価値製品強化の取り組みが奏功している。スマートウオッチとの競合懸念も後退していると紹介した。
半導体工場向け特殊ガスのジャパンマテリアル(6055)はゴールドマン・サックス証券が投資判断を新規に「買い」と発表したことで買われた。

業種別下落率上位は石油、証券、ノンバンク、輸送用機器、銀行で、上昇はゴム。(W)

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