大引けの日経平均は148円高の2万7,789円、TOPIXは21ポイント高の1,950ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,854、値下がり銘柄数は279。出来高は10億2,174万株、売買代金は2兆4,574億円。
先週末の米国株反発を受けて、日経平均は高寄りしたものの、月末の株安アノマリーや自民党総裁選が警戒され、伸び悩んだ。
日本郵船と商船三井は朝方の高値に比べると上げ幅を縮めたが続伸となった。
レーザーテックは6日続伸となり、JFEと日本製鉄も買われた。
ワクチン接種担当の河野大臣が、新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種について、65歳以上の高齢者は来年1月にも開始するとの見通しを示したことを受けて、日本航空やANA、HISといった旅行関連が高い。
経済正常化期待から人材関連のパソナグループ(2168)が上昇した。
一方、ファーストリテイリングは年初来安値。
オンライン診療関連のエムスリーが売られ、中外薬や第一三共が安い。
そのほか、巣ごもり関連に位置づけられるダイフクとヤマトHDがさえなかった。
業種別上昇率上位は鉄鋼、海運、非鉄、ガラス土石、卸売で、下落業種はなし。(W)