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速報・市況2019年5月20日

☆[概況/大引け] 1~3月期GDPで買われたが、買い一巡後伸び悩み

大引けの日経平均は21,301.73円の51.64円高、TOPIXは1,554.92ポイントの0.67ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は855、値下がり銘柄数は1,203。出来高は11億7,824万株、売買代金は1兆9,846億円。
1~3月期実質GDPが前期比年率2.1%成長だったため、日経平均は一時21,430円(179円高)となったが、内需が弱く輸入が減少したことにより「外需」がプラスなった寄与度が大きかったため、買い一巡後は伸び悩んだ。
ただ、消費増税駆け込みの影響で、住宅投資が3四半期連続で増加したため、住友不動産(8830)やゴールドクレスト(8871)といった不動産株が買われた。
レオパレス21(8848)は、旧村上ファンド関係者らによる投資会社のレノが保有比率を高めたことで、上昇した。
また、補正予算の執行に伴い、1~3月期のGDPで公共投資が増えていたため、ショーボンド(1414)や住友大阪セメント(5232)も高い。
その他、米中貿易戦争の悪影響を受けにくい、京王電鉄(9008)などの電鉄株や武田薬品(4502)などの医薬品株も堅調だった。
半面、ファーウェイ関連の村田製作所(6981)は3日続落となり、1~3月期GDPで設備投資が減少したため、THK(6481)や牧野フライス(6135)、ミスミ(9962)が売られた。
世界景気の悪化懸念により、鉄鋼株のJFE(5411)は11日続落。
業種別上昇率上位は不動産、水産農林、陸運、その他製品、倉庫運輸で、下落率上位は鉄鋼、電機、機械、金属、卸売。

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