TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 10~12月GDP年率6.3%減で広範囲に下落。肺炎関連は人気でテレワーク関連も物色された
速報・市況2020年2月17日

☆[概況/大引け] 10~12月GDP年率6.3%減で広範囲に下落。肺炎関連は人気でテレワーク関連も物色された

大引けの日経平均は23,523.24円の164.35円安、TOPIXは1,687.77ポイントの15.10ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は294、値下がり銘柄数は1,819。出来高は11億6,591万株、売買代金は2兆165億円。
消費増税と台風被害の影響で10~12月期実質GDPが前期比年率6.3%減となり、市場予想の3.9%減を大幅に下回った。1~3月期GDPも新型肺炎による打撃が不安視されているため、東証は広範囲に下落した。
ソニーやアドバンテストが売られ、ANAなどの空運株とJR東日本などの陸運株の下げも目立ち、不況抵抗力の高い食品株も下落した。その他、パーソルやエンジャパンなど人材関連も安い。
一方、肺炎関連は人気を博し、洗浄剤のニイタカと除菌製品の大幸薬品はストップ高となった。栄研化学は新型コロナウイルスの検出試薬の開発を進めていると発表したことで買われ、本日から新型コロナウイルス検査を受託しているBMLは大幅続伸となった。
加えて、NTTグループが従業員の新型コロナウイルス感染回避のために、テレワークの実施を推奨すると報じられたことを受けて、テレワーク関連も買われ、「テレワーク導入相談窓口」を開設したブイキューブ(3681)や、テレワークソリューションを提供しているソリトンシステムズが反発した。
業種別下落率上位は空運、食品、金属、精密、陸運で、上昇はゴム、水産農林。

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