TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 1,000円を超える上げ幅となり、一時3万8,000円に乗せた
速報・市況2024年2月13日

☆[概況/大引け] 1,000円を超える上げ幅となり、一時3万8,000円に乗せた

大引けの日経平均は1,066円高の3万7,963円、TOPIXは54ポイント高の2,612ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,274、下落銘柄数は353。出来高は21億4,573万株、売買代金は5兆9,628億円。
日経平均は1,000円を超える上げ幅となり、一時3万8,000円に乗せた。
東京エレクトロンは業績上方修正と来期に強気の見方を示したため急騰した。
2024年の半導体前工程製造装置の市場は前年比5%増で、25年は同2桁増を会社側は想定している。
ソフトバンクグループは子会社の英アームが再び急騰したことで買われた。
この2銘柄による上場寄与度が高かった。
新しい少額投資非課税制度(NISA)開始から1カ月が経過し、証券10社の口座を経由した購入額が合計で1兆8,000億円を超えた。多くはS&P500指数に連動した米国株投信で、日本株投信への資金流入は限定的だが、円安やS&P500高を通じて、間接的に日本株を押し上げている面があることや、今後も新NISAを使って投資する人が増えてくると期待されていることも株高要因。
さらに、自社株買いや増配、復配など株主還元の拡大も株価上昇を促している。
金融庁が損保4社に対して政策保有株の売却加速を求めたため、ROA改善期待で東京海上(8766)やMS&ADが急騰した。
アシックスは好決算と自社株買いを発表しストップ高。
一方、マツダとゼンショーは決算がアナリスト予想を下回ったため大幅安。
日揮は業績下方修正で急落した。

業種別上昇率上位は保険、電機、サービス、輸送用機器、卸売で、下落は紙パルプ、不動産。(W)

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