大引けの日経平均は531円高の2万9,659円、TOPIXは25ポイント高の2,041ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,555、値下がり銘柄数は532。出来高は11億7,683万株、売買代金は3兆419億円。
日経平均は6日続伸。大和証券では、新首相は高い支持率からスタートすることが多いため、11月の衆院選で自民党は単独過半数を大きく上回る議席を獲得し、大胆な改革を可能とする大きな政治的資本を得るだろうと予想。
レーザーテックや日本郵船、JFEが続伸となり、菅首相退陣による携帯電話料金引き下げ圧力後退期待で、NTTとKDDIも引き続き買われた。
また、新首相になっても、菅首相が掲げたカーボン・ニュートラルの実現は自民党の公約に盛り込まれるという見方から、再生可能エネルギー関連のレノバやイーレックスも高い。
有力候補の岸田前政調会長が格差是正を政策目標に掲げていることを受けて、LITALICO(7366)は関連銘柄の可能性とみずほ証券が紹介したため物色された。
関西スーパーは株式争奪戦でストップ高。
一方、大手通信会社に投資資金が戻ったため、格安スマホの日本通信や楽天はさえない。
海運、証券、機械、情報通信、ノンバンクで、下落は鉱業、電力ガス、紙パルプ、水産農林。(W)