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速報・市況2023年6月1日

☆[概況/後場寄り] 上げ幅拡大。米国の債務不履行回避で三菱UFJが高い

12時40分時点の日経平均は194円高の3万1,083円、TOPIXは14ポイント高の2,145ポイント。
米国議会下院は日本時間の10時半頃に、連邦政府の債務上限の効力を一時的に停止する法案「財政責任法案」を可決した。
野党共和党が求めた国防費以外の歳出の抑制と引き換えに、2025年1月まで債務上限の効力を停止する。
今後、上院に送られ可決して、大統領が署名して法案が成立すれば、新たな国債の発行ができるようになり、対外的な支払いに行き詰まるという債務不履行(デフォルト)の心配はなくなる。
可決は織り込み済という見方で前場の日経平均は上げ幅を縮めたが、後場は前引けに比べて上げ幅を拡大した。
債務不履行の回避を受けて、米国債を保有する三菱UFJ(8306)が上昇している。
ソフトバンクグループはビジョンファンドがAI関連に投資しているので、投資成果が上がると期待され堅調となっている。
富士通は7日ぶりに反発した。
一方、マツダが安い。野村証券では中国景気の弱さが織り込み切れていない「短期調整候補」銘柄の筆頭にマツダを挙げた。その他、トクヤマや住友電工、TSテック、不二製油、NEC、日立建機、三菱電機などを列している。

業種別上昇率上位は卸売、情報通信、精密、不動産、空運で、下落率上位はゴム、紙パルプ、保険、金属、繊維。(W)

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